Friday, October 31, 2008

大磯駅の空気

約10年前の大磯駅ホームからの写真です。なつかしい湘南カラーの電車の後ろは、現在とほとんど変わらない石垣と森が写っています。
大磯駅のホーム(特に下り列車の後ろ側)に降り立ったとき、この森にほっとした気分にさせられます。
特に、一日働いて帰ってきたときの大磯駅の森の気配にどれほど癒されたことか。
私は、大磯駅の真の価値はこの、『海辺にあって山の駅』の空気にあると思います。

昨日配布された大磯町の広報誌『広報おおいそ』に、この森と石垣を除去して、結果的に森をなくしてしまう道路整備計画が発表されています。

今年の初め、ちょっと不思議な署名運動がありました。署名簿は町内会の回覧板で回され「安全・安心のためのまちづくりのため大磯駅周辺の道路・歩道整備を求める要望書」という名で駅周辺の各戸に配布されたのです。この町内会を使った、いわば“官製署名運動”により約6000名の署名が集められました。結果的にこの「安全・安心~」が石垣をなくそうとする決定の根拠になりました。

さて、問題の石垣の裏手にはマンション計画があることは周知の事実でした。
このマンションの玄関が、地形上石垣のある坂道に面するしかないことから
町有地にある石垣の一帯が障害になるのは明白でした。

もうひとつ、不思議なことがありました。
町は、この石垣よう壁の状態を確認するための調査を実施して
現状での安全性が確認されていました。ところが報告書の総合評価の末尾に 『将来的に恒久対策を施しておく必要がある』
と追加されていました。

並べてみると

①マンション開発の障害になる町有地内の石垣の存在
②安全と報告しながら撤去を求める石垣の調査
③これに合わせるように立ちあがった「安全・安心~」の署名運動

という流れになっています。

これが実現すると
駅前に高級マンションがたちならび、クルマがすいすい走れる広い道路と、危険な石垣のないゆったりとした歩道。マンション一階のショッピング・モールでは名産の「かまぼこ」とかが売られるんでしょうね。 イメージは東の芦屋かな?、なんて素敵な大磯なんでしょう。

そうなった時、
ホームで感じる森の空気は、『恒久的に』戻ってこないと思います。

Tuesday, October 14, 2008

   写真展「いしがき伝説」のお知らせ

大磯には、たくさんの石垣があります。写真の石垣は大磯駅の南側、明治時代に山を開削して東海道線を通したところに築かれている石垣です。ここは夕方、西日が差しこんで金色に映える一瞬があり、地元の女の子の間では「見るといいことがある」との噂もあるとか。ぼくもさんざんねばって撮りました。 なんか、いいことあるかな?。
そんな大磯の石垣だけの写真展『いしがき伝説』を大磯町役場前の「カフェぶらっと」で開催しています。月火木金の週4日営業、時間は13~18時(火金は12時~)。写真展の期間は11月6日まで、ちなみにここのシナモンティはうまいです。