Wednesday, February 12, 2014

「深夜高速」はつ菜

Saturday, November 07, 2009

マリア道の秋

大磯町の西、国府本郷の山手にマリア道という町道が延びています。
この奥には昭和30年代にキリスト教の修道院があって、
いつしかシスター達が通う道をマリア道と呼ぶようになりました。

その修道院はすでに移転してもうありませんが、マリア道の名前となって残っています。ここは南に向いた長さ1kmほどの谷戸になっていて、素敵な里山風景は続いています。

道ばたには、真っ赤に色づいたどうがらしが干してありました。

かつてこの谷戸にも棚田が続いていたようです。耕作されていない土地が目立ちます。

道の脇には、イチジクも実をつけていました。

周囲の里山から豊富な湧水が谷戸をうるおしています。小川にはカワニナがたくさん生息していました。ここはホタルも多い谷です。

マリア道を登り詰めると水田跡から畑に、そして名産のみかんの果樹園へと変わっていきます。

やがて、生沢に越える峠に近づくと海が見えてきます。
このような海に近く、しかもスケールの大きな谷戸は大磯丘陵独特のもの。
歩いていても心癒されるマリア道の谷戸、
周辺には遺跡も多く、古代から人々を育んできた歴史的地形といえるでしょう。

Sunday, July 26, 2009

花水川夕景

大磯と平塚の間に流れているのが花水川です。藤沢から続いてきた相模平野がここで尽きる景勝地で、特徴的な高麗山の影を水面に映しています。7月末の晴れ間、海水浴場からの帰り道。けだるい夕方です。

ふとみると、ものずごい入道雲が立ち上がっていました。

それでも、河口ではひとりの男が延々と水切りをしていました。「水切り」とは小石を水面に跳ねさせるあの水辺の遊び。ちなみに私は「日本水切り協会」の大磯支部長です。支部といっても僕だけです。この協会は一種の秘密結社で、たぶんメンバーは全部で数名の模様です。10年前、埼玉県のある川岸で日本水切り協会副会長なる人物から「お前も入れてやる」と申し渡され、以後水切りに精進を重ねています。ところで写真の男は下半身が安定せず、コントロールも乱れがち、走り込みが足らないようです。

花水川にはシトロエンがよく似合う。

高麗山の上に、くじら雲?、いわし雲かな、いやサンマ雲かも、が現れました。吉兆なりや?

Monday, May 18, 2009

夏を待つ街

今日は5月の乾いた一日でした。町は人影も少なく、海のほうからちょっとだけ風が吹いていていました。そんなけだるい大磯の町をスナップショットで切り取ってきました。なんとなく夏を待つようなこの季節は、きっと一瞬のうちに過ぎていくことでしょう。







Thursday, May 07, 2009

島崎藤村邸

島崎藤村旧宅です。戦前、大磯に数多く建てられた借家のひとつで、簡素な和風住宅ながら趣深い陰影をつくり出しています。

昭和18年(1943)8月。文豪島崎藤村は「涼しい風だね」と言い残して、この家で亡くなりました。おそらく、建てられてから90年近くも経た木造住宅ですが、苔むして老成した庭と相あまって、よき時代の空気を今に伝えています。

ところが、その藤村邸の前に突如現れたこの公園。旧宅のムードをぶち壊す金網とコンクリート柱でできた無機質な休憩所です。以前、ここにはなんとなく空地があって、建てこんだ昔ながらの住宅地にあって、とてもよいアクセントになっていました。ところが・・・

屋根などはこの有様、コンクリートとスチール製です。ここに鉄橋でも架けるおつもりか?、まったくひどい代物です。10年もすればペンキが剝げ、錆が浮いてみじめな状態になっているでしょう。大磯町は観光客の休憩所にしたかったようですが、私が見た限り藤村邸を訪れる人たちでこの公園に立ち入った人はいませんでした。こんな休憩所でも「おそらく1000万円はかかっている」(造園コンサルタントの知人)といいます。あの「万台こゆるぎの森」の年間賃料と同じぐらいのお金が、この不要な休憩所に支出されるとは・・・。藤村邸の空気や雰囲気を考えてこれを建てたとしたら、救いがたいセンスの町です。

『旧吉田茂邸再建プロジェクト』がどうしても信用できないのは、このばかげた休憩所と背景にあるものが同じだと思えるからです。

Thursday, April 23, 2009

「旧吉田邸再建プロジェクト」への疑問

旧吉田茂邸の兜門から内庭への道です。乗用車がそのまま玄関に迎えるようにキャデラックの轍に合わせて線路のような舗装が伸びていました。

さて、この旧吉田邸再建への動きがまた大きくなってきました。
今朝もある大磯町議会議員のものと、地元民主党県議会議員の活動報告チラシが玄関に舞い込んでいました。
その両者ともに「旧吉田邸再建に向かって」「旧吉田邸の早期復元を知事に要請」と書かれていました。
数日前には、大磯駅前でも同様のチラシが配られたようです。
まさに官民あげての再建の大合唱が始まりそうな気配です。

しかし、いずれも「火災で失った」という現実と向き合っているものではありません。
旧吉田邸の火災鎮火後の現場検証は数日かかったと伝えられています。
これはなにを意味するのか、
新聞報道では「漏電か」という記事もありましたが
最終的な火災原因はいまだ発表されていません。
ここにおおきな疑念があると思います。

知人の元消防官に聞くと「漏電の発表されている火災のほとんどが漏電ではなくて過熱が原因」とのことでした。一般に配線などの絶縁が劣化して漏電が発生すると大きな電流が流れて「ブレーカー(ほとんど漏電遮断器つき)が作動するはず」でいきなり発火はしないそうです。
または「配線容量いっぱいの電流が流れると古い器具では過負担となり発火の原因になる、これが過熱」とも話していました。

さて、旧吉田邸の火災はすでに「漏電火災」でかたずけられようとしていますが、本当にほかの可能性は排除できるのでしょうか?
ひとつに、その出火時刻が午前5時台と推測されることです。
仮に「配線過熱」のような電気火災だとすれば、無人だった邸宅内で早朝に「配線容量いっぱいの電流」が流れるでしょうか。
また、出火当日の新聞にすぐさま「漏電」の文字が躍るのも奇妙です。
ちなみに平成20年度の出火原因ランキングのトップは「放火」で12.0%、「電灯・電話の配線」は9位の2.7%です。仮に旧吉田邸火災に放火の可能性があるとすればただちに捜査に入らなければならず、時間がたつほどに証拠はどんどん薄れてゆきます。

繰り返しますが、いまだ火災原因が特定されたと公的に発表されてはいないのです。

にもかかわらず「再建」の大合唱とは誠にみっともない。
対外的にみれば大磯町は、再建派の議員が「大磯らしさの象徴のひとつ」とチラシに書く旧吉田茂邸を灰にしてしまった地元なのですよ。

自分たちが「なにを失ったか」「なぜ燃やしてしまったのか」も検証せずに、
基金だ募金だとはしゃぐ見苦しさに品格の一片もありません。
いったい燃やしてしまった廃墟に、あなたたちはなにを建てたいのか?
「再建・復元」という偽物を有難がれというのか。
どう転んでも現実は「吉田茂邸跡」でしかすぎないのに。
その背景に定額給付金の存在や、景気回復のため大型予算でまたぞろ公共工事への期待も透けて見えてきます。最終的には税金だよりになるのが目に見えている旧吉田邸復元計画は、
燃やしたうえにカネの無心をするがことき、大磯町の恥の上塗りです。

リアリストで知られた吉田茂は、
いい値がつけば自邸の売却すら考えていたようです。
吉田翁はあの世で
「オレのこと、ちっとも判ってねえな」と笑っているでしょう。

火災で無くなったことも歴史のひとつであり、これを機会に吉田茂が
「残したものより、行なったこと」に目を向けるチャンスだと考えます。

4月28日(火曜)朝9時より、大磯町が「旧吉田邸再建基金」を設置するための大磯町議会臨時議会が開催されます。

良識ある町議会議員が、この案を叩き潰すことを期待します。

Saturday, April 11, 2009

保証金十分の一の怪

2004年の春、草ぼうぼうだった「万台こゆるぎの森」のグラウンドを整備するボランティアたち。

4月5日、「万台こゆるぎの森整備活用事業始まる」という大磯町からのチラシが新聞折り込みで配布されました。その内容は、町財政の安定化のためにこの整備活用事業を行うのだという主張と、開校準備を進める学校法人国際学園の「星槎大学大磯キャンパス」と「星槎中学校湘南分教室」の案内。そして裏面には国際学園と町民の「交流メニュー」がずらりと並べられていました。

一見すると国際学園のPRチラシのようでもあり、また「万台こゆるぎの森整備活用事業」の説明というには、まことに粗雑なものでした。
なぜなら、「万台こゆるぎの森」を今後も維持すると11億円以上の整備費と年間1700万円の維持管理費がかかる
(この数字も恣意的に膨らませた疑いが濃厚)。
としながら、町が国際学園から受け取る賃料と保証金の額が書かれていないのです。

言い方を変えると、とても書けるものではなかったというのが本音でしょう。
当初、議会に示した契約案では保証金は2億円だったのにもかかわらず、実際に契約した時は2千万円に減額されているのだから。
先日、町役場前で町長に直接問いただしたところ「土地開発公社所有地の買い取りが否決されたからだ」と議会のせいにしていましたが、よもや交渉の席で町側が「安くしましょう」と言い出したとは考えられません。
相手が契約の3月末日までに
「2千万円しか用意できなかった」とみるべきでしょう。
それとも、足もとを見られて強烈に値切られたのか。
まして、この条件で唯々諾々とサインしてしまう大磯町の腰ぬけぶりにもあきれ果てます。

私たちが家やアパートを借りる時、
敷金を1割しか用意できなかったらどうなるでしょうか。
まして、保証金とは契約を履行させる担保となるものです。
万一相手がこの2千万円を捨てる気になれば「万台こゆるぎの森」が一夜にして産廃置場になったり、カルト教団の本部になるかもしれないのです。
そのリスクを侵して、なぜ保証金のハードルを下げたのか、
これに抵抗した町の職員はいなかったのか、
契約締結を命じた町幹部は誰だったのか。

星槎グループがスポンサードしている横浜FC(Jリーグ)の、星槎のスポンサーのランクが今年から格下げされているのも気になります。
これで本当に「町財政が安定化」するなら、
その見積もりを示していただきたい。
私たちの「万台こゆるぎの森」が守れるの本当に不安です。
今知りたいことはただ一点のみ。

『なぜ保証金が10分の1になったのか?』

納得できる答えを、町は持っているのでしょうか。

Thursday, April 09, 2009

満開の桜

数日前の神揃山。

こちらは東小磯のある邸宅のしだれ桜、まさに咲き狂っています。

Sunday, April 05, 2009

旦那と熊

(熊)旦那旦那あ、今朝こんな大磯町役場からのチラシが新聞に入っていましたぜ。
(旦那)熊か、朝からなんだ。どれ、そのチラシを見せてみな。ほほう「万台こゆるぎの森を民間活用」結構な話ではないか。
(熊)でもエステだとかパチンコのチラシに挟まっていたんですぜ。
(旦那)なにを言うか、わざわざお役所がお前のような馬鹿にも教えてあげようと、税金を使って配っているのだ。ありがたく読みなさい。
(熊)でもパチンコのチラシのほうが綺麗だ。
(旦那)お役所が急いで作ったのだ、少しぐらい不細工なのは勘弁しなさい。
(熊)なんで急いだんですかね。
(旦那)最近の大磯町役場は急ぐのがモットーなのだよ、「すぐやる室」とか作っただろう。
(熊)だから契約も急いだんだ。
(旦那)あれは前から決まっていた・・おっと口が滑った。
(熊)50年の定期借地権っていったいなんでがしょうねえ。
(旦那)それはだな、50年後に土地を返せよ。という約束の賃貸契約なのだよ。
(熊)それじゃあ、この国際学園と大磯町で末ながく一緒に暮らすんですね。
(旦那)そうすればあの土地も無駄にならんだろう。
(熊)世帯をもつみたいなもんだ。
(旦那)そうだな、目出度い事だな。
(熊)でもうちのカカアなんか10年もしないうちに態度と図体がでかくなっちゃって、手を焼いているんで・・
(旦那)それはな、ちゃんと選ばなかったからだよ。
(熊)大磯町は3日で選んだという噂ですぜ
(旦那)一目惚れだ。
(熊)持参金に目がくらんだんじゃないですかあ。
(旦那)そんなことはない、相手さんも懐がその・・・
(熊)懐がなんですか?。
(旦那)いやなんでもない。
(熊)そういえば保証金も十分の一に値切られたとか、懐がねえ。
(旦那)おろかな詮索はよしなさい。ほれ、ここには国際学園が施してくださる交流メニューがいろいろ書いてある。
(熊)うわ、ホントだ。キャンプ場に天体観測、陶芸にグラウンド。すごいや、このあいだ破綻した「かんぽの宿」そっくりだ。
(旦那)ばか者、一緒にするな。
(熊)あっしはね、よくカカアに怒鳴られると犬と一緒にあの丘に登って、富士山にむかって大声で叫ぶんですよ。カカアの悪口を。
(旦那)これからは国際学園からIDカードという鑑札をいただいてから入れよ。お前はただでさえ怪しいのだから。
(熊)犬はもう鑑札があるから大丈夫。
(旦那)お前の駄犬じゃあ入れんかもしれんな、女房の悪口も遠慮しなさい。チラシには「地域の合唱サークル」とある。お前はここで発散すればよい。
(熊)冗談はよしてください、そこにカカアがいたら大変だ。
(旦那)ははは、それはまずいな。
(熊)ところでね、あっしはここのところ不況で仕事が減りましてねフトコロがちょいとばかり寂しいんでさあ。この民活とやらをすると、税金は安くなるんですかねえ。
(旦那)あー、最近耳が遠くてのお。
(熊)そういえば旦那のクルマ、新しくなりましたね。
(旦那)いいだろう、このクルマは最新型の電気自動車なのだよ。役場には「電気スタンド」も設置されるというし。なにしろ町長が宣言した「エコの町大磯」なのだからな。
(熊)そんなことより旦那。ちゃんとマシなカマボコ作ってくださいよ。
(旦那)やかまし、お前に言われる筋合いではない。それより「万台こゆるぎの森」に行く道は狭くて広げねばならんな。せっかくの新車に傷がつく。
(熊)それで、あっしの税金は安くなるんですかねえ。
(旦那)最近、耳がのお~

Saturday, April 04, 2009

旧吉田茂邸再建プロジェクトの無意味

またしても町の暴走が始まりました。

3月22日の旧吉田邸火災から13日しか経ていない4月3日、
大磯町は「旧吉田茂邸再建プロジェクト会議」を発足させると発表しました。
旧吉田邸の再建を目指し、その基金を創設するために募金活動を始めるとのことです。

いまだ火災の原因もはっきり特定されず、また火災発生後の初期消火活動の検証もされていないのに、次のハコモノに群がる禿鷹のような醜さで「募金活動」を開始しようとしています。
大磯町はいままで西武鉄道所有の旧吉田邸に対して固定資産税と相殺する形で庭園利用料を西武鉄道に支出してきました。
これは、将来の県立公園化を視野にしたもので、いわば大磯町負担分の公園化計画の参加料というべきものでした。
このように旧吉田邸公園化計画が実質上スタートした後の火災は、漏電であろうと他の理由であろうと町の管理責任も問われるでしょう。
なぜなら、計画のご本尊である吉田邸の防火体制をおろそかにしたまま、やれ城山公園との間に歩道橋を架けるだの、売店を設置するだののプランを描いて踊っていたのだから。

少なくとも今は、火災の原因究明をしたのちに、喪失した吉田茂邸の歴史的価値をきちんと定義した上で、次のプランを時間をかけて決めていくのが責任ある物事の進め方だと思います。
それなのに、ホイホイと「募金で再建」とはあまりに軽い。

大磯町の「旧吉田茂邸再建プロジェクト会議」の面々を見るだに
これを「観光施設」としか見ていないのがはっきりとわかります。
真に価値のある本物を灰にしたまま、その現実を総括しないうちに
レプリカを「募金」という名の他人の金ででっち上げて、自分たちの商売のタネにしようとする。

もし本当に再建の覚悟がおありなら副町長以下、観光協会会長、商工会会長など発起人たちが率先して、
どかんと私財を投じて、基金を作って見せていただきたい。

大磯町は野村証券から町民のためにと寄贈された
「万台こゆるぎの森」をカネに換え
健康増進のためならと寄付された「東町球技場」の売却をはかり
さらに周辺住民の寄贈地を含む町立幼稚園を、保護者の反対を無視して民間委託するなど、寄贈者の善意に泥を塗るような行為を平然と続けています。

今の大磯町に「募金」を募る資格など、まったくないのです。

幸いなことに、大磯町立図書館の2階に、吉田茂の貴重な蔵書が「吉田文庫」として公開されています。
なかにはアメリカのティーン雑誌まであります。これをみていると、彼がアメリカという国を徹底的に分析して、東西冷戦を利用する形でアメリカの腕を縛りあげ、壊滅した日本の復興を果たした老獪な政治家の一端を見るような気がします。
この「吉田文庫」など、残された文献を生かした「知」の分野での吉田茂研究なしに物事を進めても、何の価値もありません。

城跡に偽物の天守閣を建てるような「旧吉田茂邸再建プロジェクト」に、騙されてはいけません。

Friday, April 03, 2009

「万台こゆるぎの森」閉鎖

やはり「万台こゆるぎの森」が閉鎖されました。
大磯町および土地開発公社と国際学園が、50年の定期借地権契約を交わした翌4月1日。
待っていたかのように「万台こゆるぎの森」の入口には「学校関係者以外立入禁止」の表示が掲げられ「星槎湘南大磯キャンパス」の看板が立ちました。そして、恐れていた通り、即座の閉鎖がおこなわれました。
公共施設がいままでのサービスを停止する場合、「告知期間」を置いて利用者の理解を得るのが通常のやりかたです。閉鎖の理由は工事のためとされ、その期間は4月1日から5月10日まで。この間、私たちは「万台こゆるぎの森」のなかでなにがおこなわれているか検証できません。

下の写真をご覧ください
昨年の3月28日の満開の桜の写真です。そして・・・

今年3月31日の写真。桜の枝が容赦なくばっさりと切断されています。
これを見た時は涙が出そうになりました。

おそらく、閉鎖後はどんどん自然破壊がエスカレートしていくでしょう。

春本番を迎え、園内の桜の巨木(家畜舎の近くにも素晴らしい山桜があるのです。こちらもすごく心配です)を楽しみにしていた方々も多いと思います。
いくら契約を交わしたとはいえ、休園するのであればせめて告知期間を設定して、桜のシーズンは立ち入れるようにするぐらいの配慮はできるはずです。なにしろ町が「貸主」なのだから。
民意に反して譲歩を重ね、無理やり契約したうえに
即座にロックアウトされてしまうとは、大磯町も舐められたものです。

町民から見て、どんなにおかしくても行政法上の手抜かりはないのでしょう。
でも「これはまずい」と感じている町職員はいるはずです。

「身を捨てて 浮かぶ瀬もあり春の日の 想いも散りぬ 桜花かな」

やっても駄目かもしれない、でも
心ある町職員の方々。大磯町のためにならないと感じたら、
おかしいと思ったら、闘ってください。

Wednesday, April 01, 2009

あなたは本当に大磯町長ですか?

3月31日、大磯町役場の玄関前で町民たちが三好正則大磯町長に
「万台こゆるぎの森」の国際学園への貸予を思いとどまるよう直訴しました。

町民:地元には詳しい説明もないまま計画が進められた。
町長:「すでに住民には説明した」
町民:議会で否決されたではないか。
町長:「土地開発公社の土地の買い取りを否決されただけだ」
町民:なぜ保証金が十分の一になったのか。
町長:「議会が否決したからだ」
町民:もっと説明して町民を納得させるべきだ。
町長:「全員を納得させるのは不可能だ」
町民:土地開発公社と国際学園は契約しないと、先日の議会で答弁があったではないか。
町長:「議会が否決したから、契約せざるを得なくなった」
町民:なぜ契約を急ぐのか。
町長:「民活は私の公約だ」
町民:では公約にあった滄浪閣の取得はどうなった?。
町長:「あれは残念だった」
町民:国際学園は悪い噂が多く信用できない。
町長:「立派な学校だ」
町民:50年後は誰も生きていない、そんな長い間の責任はとれるのか。
町長:「責任はとれる」

我ながら不作法極まりない、約15分間のやりとりでしたが
町長は根拠を示さない口先だけの言い逃れに終始していました。
寡聞にしてこの人物は、いままで質問者に対して堂々と持説を展開し
議論を交わしている姿を見たことがありません。

その一方
昨年12月には建設委員会の席上で、国際学園との覚書を事前に公表するとしながらその日の夜に、抜き打ちで覚書を交わし。
今回も議会で否決された重みを無視して、土地開発公社に異例の単独契約までさせて本契約を強行するという寝技に終始しています。
あまりのひどさに今日(4月1日)の神奈川新聞には
「議会承認得ず本契約」と社会面トップで書き捨てられています。

現代史の象徴ともいえる吉田邸を灰にした大磯はいま、
日本中から厳しい目で見られています。
そんななかでのこの暴挙。

無礼を承知で申し上げます。

あなたは本当に、大磯町長なのですか?

Tuesday, March 31, 2009

「万台こゆるぎの森」が奪われます

本日、私たちの「万台こゆるぎの森」が国際学園に奪われようとしています。
私が生きているうちに、ふたたびあの聖者が棲むような森の姿をみることはないでしょう。

町から示された契約書案には、町民の利用に関して「原則予約制」「乙(学園)の許可」

「利用料金の設定」などの空疎な文字が並んでいます。

誰がこの「民活」を推し進め、どの議員が「賛成」したか
しっかりと記憶しておきたいと思います。

Monday, March 30, 2009

大磯は「万台こゆるぎの森」と、魂を失う


今日、3月30日。大磯町は明日、国際学園と「万台こゆるぎの森」の定期借地権契約を交わします。
現在、ここの敷地の約三分の二が大磯町土地開発公社の所有で、
三分の一が大磯町の町有地となっています。
定期借地権契約する場合は、これらの土地を一体のものとして契約するのが普通です。
先日の大磯町議会が、土地開発公社所有地の町の取得を否決したのは、
契約を阻止するためでした。

なぜ否決になったかといえば、この「民活」に対して町がまったく説明責任を果たさなかったからです。
それにもかかわらず
こんどは大磯町と土地開発公社が別々に国際学園と契約を交わすという
本来ありえないやりかたで、なにがなんでも契約に持ち込もうとしています。
その姿は見苦しさを越えて醜悪ですらあります。

さらに、年間1000万円の借地料と2億円の保障金とされていましたが
本日示された契約案では保証金がわずか2千万円に減額されていました。その理由は町有地の面積が土地開発公社所有地より小さいからということです。
また、土地開発公社と国際学園との契約内容は示されていません(借地料タダもありえますね)こちらは規約上1年更新ということです。町議会では「土地開発公社が国際学園と契約することはありえない」と総務部長ははっきりと答弁しています。

いったいこれはどういうことか、

つまり今回の混乱に乗じて
国際学園に、より有利な条件にすり替わっているということ。
さらにさらに、契約書に付帯する協定書をみると「町民が自由に利用できる緑地や散策路」とは敷地内散策路と通路建築物周辺となっています。

おわかりですね、町民が自由に利用できるところとは「通路だけ」だということを。これに玄関までの道路を4億円もかけてプレゼントし、保証金も1億8千万円も減額!。

町民の意思でもある議会を無視して町民財産の売り渡しに等しい
「万台こゆるぎの森」整備活用事業とは
ますます町民に利益なく、国際学園のみに有利なものになっています。

誰がみても今回のような場合、一度保留にして町長はきちんと説明をしてから再び議会に提案しても遅くはないはずです。役場の内部でも町民に説明できないこの事業に対して、すさまじいストレスにさらされていると思います。

なぜここまで無理に無理を重ねて急ぐのか。急ぐなら、急がなくてはならぬ理由。
そして民活が町に必要な理由。
はたまた、公にできないうしろめたい理由があるのか。

すべてにおいて納得できません。

最近「万台こゆるぎの森」の改築工事現場では、
賛成派町会議員の姿を見かけます。
町長以下、なりふり構わぬ暴走の裏になにがあるのか。

いまの町政は「欲」のみで、大磯に対する「愛」は感じられません。

吉田邸を灰にした大磯は、
魂までも亡くそうとしています。

Sunday, March 22, 2009

吉田邸が全焼しました


今朝(3月22日)、吉田茂旧宅が全焼しました。
これは午前8時ごろの吉田邸の状況です。
いまのところ、わかったことと言えば無人だった2階から出火していること
そして、出火時間は午前6時前だということです。
生活活動が最も少ない時間帯の出火は、ほぼ不審火といてもいいでしょう。

昨年5月12日に藤沢市で保存活動が進んでいた旧モーガン邸が放火され
この3月になっても15日に藤沢市の旧住友家俣野別邸、
翌16日には杉並区で「トトロの住む家」と人気だった古民家が立て続けに放火で全焼しています。

これはもう『文化財テロ』と言ってもいいでしょう。

ひるがえって、耳目が吉田邸に集まっている隙に
「万台こゆるぎの森」でなにが進行しているか

昨日も着々と工事が進んでいました。

日本に、大磯に、アラート(警報)が鳴り続けています。

Wednesday, March 18, 2009

大磯町議会が否決!

本日、大磯町議会の最終日に
現在「万台こゆるぎの森」の所有者である大磯町土地開発公社から
町の基金を取り崩して2億円でこの土地を町が取得しようとする議案が
土壇場で8対5の、意外とも思える大差で否決されました。

久々に町議会が覚醒して、民主主義が機能したような気がします。

これにより町は国際学園との定期借地権契約が
実質的にできなくなりました。
本契約を結ぶためには、「万台こゆるぎの森」
を大磯町の町有地にしなければならないからです。

写真は、現在どんどん進められている国際学園による改装工事です。
本来ならば、本契約後に始めるべき改装工事を、
12月に交わした覚書だけで進めた結果
このような状況になってしまいました。

その覚書ですら、住民や町議会から隠れるように、
抜き打ち的に交わしたもので
道義的にはきわめて疑わしいものでした。

今回の町議会の否決で、
本契約を前提にした覚書も効力を失なっています。
つまり、このまま工事が進行すると、
なんの根拠もない違法な工事となります。

さる2月にこの写真を撮影した時、工事業者に恫喝されました。
ここ数か月、
万台こゆるぎの森は工事のために相当すさんだ状況にありました。

しかし、4月からも「万台こゆるぎの森」は、
天下御免で私たちのものです。

これからも予断は許されないでしょう。
町当局の動きと、工事の状況は厳しくチェックしましょう。

一昨日の朝日新聞にJリーグの全面広告が掲載されていました。
「Jリーグ100年構想」には
「すべての町に芝のグラウンドを」と書かれています。
緑のグラウンドに「人工芝のサッカー場」を計画するような
無気味な学校に奪われないように監視しなければならないと思います。

そしてもうすぐ「万台こゆるぎの森」にも桜の季節がやってきます。
花見でもヨガでも瞑想でも昼寝でも、どんどん利用して
この森を守ろうではありませんか。

Saturday, February 07, 2009

エコの町の「万台こゆるぎの森」

大磯町のHPより転載します。


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新年明けましておめでとうございます。

今年こそ、よりいっそう元気な大磯になってほしいと願っております。
「エコの町大磯」を目指し、町民の皆様と共に、美しい自然や快適な生活環境を作り、育んでまいります。
また、万台こゆるぎの森の民活も、いよいよ始動します。
観光は、大磯の歴史的・文化的な資源や自然を町内外にPRし、知名度を生かした特産品の紹介など、夢のある観光立町を目指します。
教育は、教育優先の町にふさわしい施策を展開していきます。スポーツにおける健康増進や地域交流も、積極的に応援してまいります。
この一年が皆様にとりまして、明るい希望に満ちた年になりますよう、お祈りいたします。
 
大磯町長  三好正則

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本来ならば、大磯の花鳥風月を愛でるために開設した写真ブログですが
今回は無粋な書類を掲載します。


これは「万台こゆるぎの森」の基本計画書です。

2003年に野村総研から「町民の活用のために」と破格値の2億円で譲ってもらった研修所跡の貴重な森を、これからどのように活用していくべきかを決めたものです。この計画書の作成には、多くの町民たちが参加しました。いわば、町民と行政が共同で作成した計画書です。
その考えは、森を生かした自然公園を皆で作って行こう、というものでした。


基本計画書のなかに記載されている基本計画図です。
極力、現状の森を保全しようとするものです。

長い間放置されていたこの森と施設は、相当に荒れたものでした。
しかし、その時間でしか作り出せない欝蒼とした森は、息を飲むほど見事なものでした。
住民たちの有志はボランディアで草を刈り、竹藪を切りはらい、滑りやすくなった道路のコケを素手ではぎとって、少しづつ公園の形にして行きました。
また、太平洋を見下ろすグラウンドは、少年野球チームの父兄たちが汗を流して見事な野球場に整備しました。
決して、豪華ではないけど、心のこもった豊かな森林公園が徐々に出来上がってきて、ささやかな音楽会や、工作教室、自然観察会なども開催されていました。

ところが、それを待っていたかのように現町長による「民間活用」方針が打ち出され、「万台こゆるぎの森」はあっという間に「国際学園」という見知らぬ学校に50年間も貸し出されることに決まってしまったのです。



これは、国際学園が民間活用の事業者募集のときに、町に提出した計画書です。
「万台こゆるぎの森」のなかに“町民が今までどおりに公園として利用できる”ような学校を作ると称して、そのなかの計画図も比較的に控えめなものでした(グラウンドは人工芝のサッカー場にするとしていますが)

この事業者選定の過程も秘密裏に進められ、町民や町議会にもほとんど説明もなく進んだ民間活用計画でした。そしてその計画は1月30日の「都市計画原案」でとんでもない形で姿を現わしました。ちなみにこれは市街化調整区域で開発が規制されている場所を規制解除して開発を可能にするための「地区計画」の手続きです。

さきほどの2枚の図と比べてください。中央右手の緑地部分がばっさり切られて「寄宿舎」が予定され、核心部の森がずたずたにされようとしています。さらに「都市計画原案」の「建築物の建ぺい率の最高限度」を見て仰天しました。
(画像をクリックすると拡大します)

「10分の4」えっ?、40%も建てちゃっていいの?。ちなみに現状の「万台こゆるぎの森」の建ぺい率は2.3%です。この件に関して1月25日の大磯町保健センターでの説明会では「この種の地区計画では普通は50%、そこを抑えて40%にした」と大磯町都市整備部まちづくり課の役人は言い放ちました。参考までに都市公園法の公園施設の建ぺい率は2%です。本来は森林公園であるこの森を保全しようというのではなく、住宅街のような基準を持ち出して、貸主の大磯町が「どんどん建てなさい」としているも同じです。つまり、国際学園に便宜を図ろうとするだけの地区計画になっていました。

この地にカトリックのマリア修道会がやってきたのが昭和34年(1959)のこと、その時植えたヒマラヤ杉がまさに50年かかって神が宿るような森になりました。国際学園の図面ではここを伐採して寄宿舎にするとしています。
50年後にこの土地が返却され、ふたたびこの森が姿を現すには100年もかかる計算です。
公園にと寄贈された土地をカネに替え、さらに森を伐採する。
後世の人たちは、この行為を「犯罪」と呼ぶでしょう。

野球少年たちは追い出され、広大なグラウンドは不可解な「人工芝サッカー場」で蓋をされてしまいます。
1月25日の役場での説明会では「少年野球は運動公園の野球場があるから、ここはサッカー場でいいと思う」と役人は言いました。
彼は少年野球(リトル・リーグ)は硬式野球であることも知りませんでした。運動公園の野球場は軟式専用なのです(もっといえば、運動公園の野球場はバックスクリーンがないので審判の判定ができず、しかも南西向きなので午後は西日に向かって打席に立つという欠陥球場なのです)。

さらに、人工芝のサッカー場なんて!。
以前、私は「週刊サッカー・ダイジェスト」の記者をしていました。
そのとき取材したJリーグが開設したJヴィレッジ(福島県)では「全国の学校のグラウンドを天然芝にする」(Jリーグ100年構想)という目的で多数の造園技師たちが一生懸命芝の研究をしていました。
それなのに足がむき出しのサッカー選手にとってスライディングするだけで火傷のおそれがある人工芝とは・・。
サッカー少年&少女をもつ親御さんに強く警告します、人工芝は危険です。
百歩譲って、ここに学校ができるとしても行政は貸主として人工芝は認めてはいけません。
ただ管理コストが安いだけの、サッカーに対する愛のない代物です。
ちなみに世界のサッカー場で人工芝は、北朝鮮の金日成競技場だけです。

当事者たちが、誰も真面目にスポーツに向き合っていない状況が浮き上がってきます。

もうひとつ
現在この「万台こゆるぎの森」には公共下水道が来ていません。
国際学園の言うような数百人もの人たちの学校ができると、その糞尿は浄化槽排水として万台の丘に自然浸透され、周辺にある湧水となって田畑に注ぐでしょう。

学校だ、工事だ、道路だ、
これが大磯町長の言う「スポーツにおける健康増進」の「エコの町 大磯」の姿です。

Friday, December 05, 2008

西久保の秋景色

大磯町のいちばん西に位置する西久保は、標高50mほどの低山が折り重なるように続く丘陵地帯です。12月になると、この西久保一帯が鮮やかに色づいてきます。大磯町の観光パンフレットにはほとんど出てきませんが、僕はこの周辺のスケールの大きな秋景色は大好きなところ。特によく晴れた日の夕景は、湘南でも比類ない情感に満ちた表情を見せてくれます。そんな日に西久保を歩いて、大磯の知られざる風景を見つけてみませんか。