Monday, May 18, 2009
Thursday, May 07, 2009
島崎藤村邸
『旧吉田茂邸再建プロジェクト』がどうしても信用できないのは、このばかげた休憩所と背景にあるものが同じだと思えるからです。
Thursday, April 23, 2009
「旧吉田邸再建プロジェクト」への疑問
さて、この旧吉田邸再建への動きがまた大きくなってきました。
今朝もある大磯町議会議員のものと、地元民主党県議会議員の活動報告チラシが玄関に舞い込んでいました。
その両者ともに「旧吉田邸再建に向かって」「旧吉田邸の早期復元を知事に要請」と書かれていました。
数日前には、大磯駅前でも同様のチラシが配られたようです。
まさに官民あげての再建の大合唱が始まりそうな気配です。
しかし、いずれも「火災で失った」という現実と向き合っているものではありません。
旧吉田邸の火災鎮火後の現場検証は数日かかったと伝えられています。
これはなにを意味するのか、
新聞報道では「漏電か」という記事もありましたが
最終的な火災原因はいまだ発表されていません。
ここにおおきな疑念があると思います。
知人の元消防官に聞くと「漏電の発表されている火災のほとんどが漏電ではなくて過熱が原因」とのことでした。一般に配線などの絶縁が劣化して漏電が発生すると大きな電流が流れて「ブレーカー(ほとんど漏電遮断器つき)が作動するはず」でいきなり発火はしないそうです。
または「配線容量いっぱいの電流が流れると古い器具では過負担となり発火の原因になる、これが過熱」とも話していました。
さて、旧吉田邸の火災はすでに「漏電火災」でかたずけられようとしていますが、本当にほかの可能性は排除できるのでしょうか?
ひとつに、その出火時刻が午前5時台と推測されることです。
仮に「配線過熱」のような電気火災だとすれば、無人だった邸宅内で早朝に「配線容量いっぱいの電流」が流れるでしょうか。
また、出火当日の新聞にすぐさま「漏電」の文字が躍るのも奇妙です。
ちなみに平成20年度の出火原因ランキングのトップは「放火」で12.0%、「電灯・電話の配線」は9位の2.7%です。仮に旧吉田邸火災に放火の可能性があるとすればただちに捜査に入らなければならず、時間がたつほどに証拠はどんどん薄れてゆきます。
繰り返しますが、いまだ火災原因が特定されたと公的に発表されてはいないのです。
にもかかわらず「再建」の大合唱とは誠にみっともない。
対外的にみれば大磯町は、再建派の議員が「大磯らしさの象徴のひとつ」とチラシに書く旧吉田茂邸を灰にしてしまった地元なのですよ。
自分たちが「なにを失ったか」「なぜ燃やしてしまったのか」も検証せずに、
基金だ募金だとはしゃぐ見苦しさに品格の一片もありません。
いったい燃やしてしまった廃墟に、あなたたちはなにを建てたいのか?
「再建・復元」という偽物を有難がれというのか。
どう転んでも現実は「吉田茂邸跡」でしかすぎないのに。
その背景に定額給付金の存在や、景気回復のため大型予算でまたぞろ公共工事への期待も透けて見えてきます。最終的には税金だよりになるのが目に見えている旧吉田邸復元計画は、
燃やしたうえにカネの無心をするがことき、大磯町の恥の上塗りです。
リアリストで知られた吉田茂は、
いい値がつけば自邸の売却すら考えていたようです。
吉田翁はあの世で
「オレのこと、ちっとも判ってねえな」と笑っているでしょう。
火災で無くなったことも歴史のひとつであり、これを機会に吉田茂が
「残したものより、行なったこと」に目を向けるチャンスだと考えます。
4月28日(火曜)朝9時より、大磯町が「旧吉田邸再建基金」を設置するための大磯町議会臨時議会が開催されます。
良識ある町議会議員が、この案を叩き潰すことを期待します。
Saturday, April 11, 2009
保証金十分の一の怪
4月5日、「万台こゆるぎの森整備活用事業始まる」という大磯町からのチラシが新聞折り込みで配布されました。その内容は、町財政の安定化のためにこの整備活用事業を行うのだという主張と、開校準備を進める学校法人国際学園の「星槎大学大磯キャンパス」と「星槎中学校湘南分教室」の案内。そして裏面には国際学園と町民の「交流メニュー」がずらりと並べられていました。
一見すると国際学園のPRチラシのようでもあり、また「万台こゆるぎの森整備活用事業」の説明というには、まことに粗雑なものでした。
なぜなら、「万台こゆるぎの森」を今後も維持すると11億円以上の整備費と年間1700万円の維持管理費がかかる
(この数字も恣意的に膨らませた疑いが濃厚)。
としながら、町が国際学園から受け取る賃料と保証金の額が書かれていないのです。
言い方を変えると、とても書けるものではなかったというのが本音でしょう。
当初、議会に示した契約案では保証金は2億円だったのにもかかわらず、実際に契約した時は2千万円に減額されているのだから。
先日、町役場前で町長に直接問いただしたところ「土地開発公社所有地の買い取りが否決されたからだ」と議会のせいにしていましたが、よもや交渉の席で町側が「安くしましょう」と言い出したとは考えられません。
相手が契約の3月末日までに
「2千万円しか用意できなかった」とみるべきでしょう。
それとも、足もとを見られて強烈に値切られたのか。
まして、この条件で唯々諾々とサインしてしまう大磯町の腰ぬけぶりにもあきれ果てます。
私たちが家やアパートを借りる時、
敷金を1割しか用意できなかったらどうなるでしょうか。
まして、保証金とは契約を履行させる担保となるものです。
万一相手がこの2千万円を捨てる気になれば「万台こゆるぎの森」が一夜にして産廃置場になったり、カルト教団の本部になるかもしれないのです。
そのリスクを侵して、なぜ保証金のハードルを下げたのか、
これに抵抗した町の職員はいなかったのか、
契約締結を命じた町幹部は誰だったのか。
星槎グループがスポンサードしている横浜FC(Jリーグ)の、星槎のスポンサーのランクが今年から格下げされているのも気になります。
これで本当に「町財政が安定化」するなら、
その見積もりを示していただきたい。
私たちの「万台こゆるぎの森」が守れるの本当に不安です。
今知りたいことはただ一点のみ。
『なぜ保証金が10分の1になったのか?』
納得できる答えを、町は持っているのでしょうか。
Thursday, April 09, 2009
Sunday, April 05, 2009
旦那と熊
(熊)旦那旦那あ、今朝こんな大磯町役場からのチラシが新聞に入っていましたぜ。(旦那)熊か、朝からなんだ。どれ、そのチラシを見せてみな。ほほう「万台こゆるぎの森を民間活用」結構な話ではないか。
(熊)でもエステだとかパチンコのチラシに挟まっていたんですぜ。
(旦那)なにを言うか、わざわざお役所がお前のような馬鹿にも教えてあげようと、税金を使って配っているのだ。ありがたく読みなさい。
(熊)でもパチンコのチラシのほうが綺麗だ。
(旦那)お役所が急いで作ったのだ、少しぐらい不細工なのは勘弁しなさい。
(熊)なんで急いだんですかね。
(旦那)最近の大磯町役場は急ぐのがモットーなのだよ、「すぐやる室」とか作っただろう。
(熊)だから契約も急いだんだ。
(旦那)あれは前から決まっていた・・おっと口が滑った。
(熊)50年の定期借地権っていったいなんでがしょうねえ。
(旦那)それはだな、50年後に土地を返せよ。という約束の賃貸契約なのだよ。
(熊)それじゃあ、この国際学園と大磯町で末ながく一緒に暮らすんですね。
(旦那)そうすればあの土地も無駄にならんだろう。
(熊)世帯をもつみたいなもんだ。
(旦那)そうだな、目出度い事だな。
(熊)でもうちのカカアなんか10年もしないうちに態度と図体がでかくなっちゃって、手を焼いているんで・・
(旦那)それはな、ちゃんと選ばなかったからだよ。
(熊)大磯町は3日で選んだという噂ですぜ
(旦那)一目惚れだ。
(熊)持参金に目がくらんだんじゃないですかあ。
(旦那)そんなことはない、相手さんも懐がその・・・
(熊)懐がなんですか?。
(旦那)いやなんでもない。
(熊)そういえば保証金も十分の一に値切られたとか、懐がねえ。
(旦那)おろかな詮索はよしなさい。ほれ、ここには国際学園が施してくださる交流メニューがいろいろ書いてある。
(熊)うわ、ホントだ。キャンプ場に天体観測、陶芸にグラウンド。すごいや、このあいだ破綻した「かんぽの宿」そっくりだ。
(旦那)ばか者、一緒にするな。
(熊)あっしはね、よくカカアに怒鳴られると犬と一緒にあの丘に登って、富士山にむかって大声で叫ぶんですよ。カカアの悪口を。
(旦那)これからは国際学園からIDカードという鑑札をいただいてから入れよ。お前はただでさえ怪しいのだから。
(熊)犬はもう鑑札があるから大丈夫。
(旦那)お前の駄犬じゃあ入れんかもしれんな、女房の悪口も遠慮しなさい。チラシには「地域の合唱サークル」とある。お前はここで発散すればよい。
(熊)冗談はよしてください、そこにカカアがいたら大変だ。
(旦那)ははは、それはまずいな。
(熊)ところでね、あっしはここのところ不況で仕事が減りましてねフトコロがちょいとばかり寂しいんでさあ。この民活とやらをすると、税金は安くなるんですかねえ。
(旦那)あー、最近耳が遠くてのお。
(熊)そういえば旦那のクルマ、新しくなりましたね。
(旦那)いいだろう、このクルマは最新型の電気自動車なのだよ。役場には「電気スタンド」も設置されるというし。なにしろ町長が宣言した「エコの町大磯」なのだからな。
(熊)そんなことより旦那。ちゃんとマシなカマボコ作ってくださいよ。
(旦那)やかまし、お前に言われる筋合いではない。それより「万台こゆるぎの森」に行く道は狭くて広げねばならんな。せっかくの新車に傷がつく。
(熊)それで、あっしの税金は安くなるんですかねえ。
(旦那)最近、耳がのお~
Saturday, April 04, 2009
旧吉田茂邸再建プロジェクトの無意味
またしても町の暴走が始まりました。
3月22日の旧吉田邸火災から13日しか経ていない4月3日、
大磯町は「旧吉田茂邸再建プロジェクト会議」を発足させると発表しました。
旧吉田邸の再建を目指し、その基金を創設するために募金活動を始めるとのことです。
いまだ火災の原因もはっきり特定されず、また火災発生後の初期消火活動の検証もされていないのに、次のハコモノに群がる禿鷹のような醜さで「募金活動」を開始しようとしています。
大磯町はいままで西武鉄道所有の旧吉田邸に対して固定資産税と相殺する形で庭園利用料を西武鉄道に支出してきました。
これは、将来の県立公園化を視野にしたもので、いわば大磯町負担分の公園化計画の参加料というべきものでした。
このように旧吉田邸公園化計画が実質上スタートした後の火災は、漏電であろうと他の理由であろうと町の管理責任も問われるでしょう。
なぜなら、計画のご本尊である吉田邸の防火体制をおろそかにしたまま、やれ城山公園との間に歩道橋を架けるだの、売店を設置するだののプランを描いて踊っていたのだから。
少なくとも今は、火災の原因究明をしたのちに、喪失した吉田茂邸の歴史的価値をきちんと定義した上で、次のプランを時間をかけて決めていくのが責任ある物事の進め方だと思います。
それなのに、ホイホイと「募金で再建」とはあまりに軽い。
大磯町の「旧吉田茂邸再建プロジェクト会議」の面々を見るだに
これを「観光施設」としか見ていないのがはっきりとわかります。
真に価値のある本物を灰にしたまま、その現実を総括しないうちに
レプリカを「募金」という名の他人の金ででっち上げて、自分たちの商売のタネにしようとする。
もし本当に再建の覚悟がおありなら副町長以下、観光協会会長、商工会会長など発起人たちが率先して、
どかんと私財を投じて、基金を作って見せていただきたい。
大磯町は野村証券から町民のためにと寄贈された
「万台こゆるぎの森」をカネに換え
健康増進のためならと寄付された「東町球技場」の売却をはかり
さらに周辺住民の寄贈地を含む町立幼稚園を、保護者の反対を無視して民間委託するなど、寄贈者の善意に泥を塗るような行為を平然と続けています。
今の大磯町に「募金」を募る資格など、まったくないのです。
幸いなことに、大磯町立図書館の2階に、吉田茂の貴重な蔵書が「吉田文庫」として公開されています。
なかにはアメリカのティーン雑誌まであります。これをみていると、彼がアメリカという国を徹底的に分析して、東西冷戦を利用する形でアメリカの腕を縛りあげ、壊滅した日本の復興を果たした老獪な政治家の一端を見るような気がします。
この「吉田文庫」など、残された文献を生かした「知」の分野での吉田茂研究なしに物事を進めても、何の価値もありません。
城跡に偽物の天守閣を建てるような「旧吉田茂邸再建プロジェクト」に、騙されてはいけません。
3月22日の旧吉田邸火災から13日しか経ていない4月3日、
大磯町は「旧吉田茂邸再建プロジェクト会議」を発足させると発表しました。
旧吉田邸の再建を目指し、その基金を創設するために募金活動を始めるとのことです。
いまだ火災の原因もはっきり特定されず、また火災発生後の初期消火活動の検証もされていないのに、次のハコモノに群がる禿鷹のような醜さで「募金活動」を開始しようとしています。
大磯町はいままで西武鉄道所有の旧吉田邸に対して固定資産税と相殺する形で庭園利用料を西武鉄道に支出してきました。
これは、将来の県立公園化を視野にしたもので、いわば大磯町負担分の公園化計画の参加料というべきものでした。
このように旧吉田邸公園化計画が実質上スタートした後の火災は、漏電であろうと他の理由であろうと町の管理責任も問われるでしょう。
なぜなら、計画のご本尊である吉田邸の防火体制をおろそかにしたまま、やれ城山公園との間に歩道橋を架けるだの、売店を設置するだののプランを描いて踊っていたのだから。
少なくとも今は、火災の原因究明をしたのちに、喪失した吉田茂邸の歴史的価値をきちんと定義した上で、次のプランを時間をかけて決めていくのが責任ある物事の進め方だと思います。
それなのに、ホイホイと「募金で再建」とはあまりに軽い。
大磯町の「旧吉田茂邸再建プロジェクト会議」の面々を見るだに
これを「観光施設」としか見ていないのがはっきりとわかります。
真に価値のある本物を灰にしたまま、その現実を総括しないうちに
レプリカを「募金」という名の他人の金ででっち上げて、自分たちの商売のタネにしようとする。
もし本当に再建の覚悟がおありなら副町長以下、観光協会会長、商工会会長など発起人たちが率先して、
どかんと私財を投じて、基金を作って見せていただきたい。
大磯町は野村証券から町民のためにと寄贈された
「万台こゆるぎの森」をカネに換え
健康増進のためならと寄付された「東町球技場」の売却をはかり
さらに周辺住民の寄贈地を含む町立幼稚園を、保護者の反対を無視して民間委託するなど、寄贈者の善意に泥を塗るような行為を平然と続けています。
今の大磯町に「募金」を募る資格など、まったくないのです。
なかにはアメリカのティーン雑誌まであります。これをみていると、彼がアメリカという国を徹底的に分析して、東西冷戦を利用する形でアメリカの腕を縛りあげ、壊滅した日本の復興を果たした老獪な政治家の一端を見るような気がします。
この「吉田文庫」など、残された文献を生かした「知」の分野での吉田茂研究なしに物事を進めても、何の価値もありません。
城跡に偽物の天守閣を建てるような「旧吉田茂邸再建プロジェクト」に、騙されてはいけません。
Friday, April 03, 2009
「万台こゆるぎの森」閉鎖
やはり「万台こゆるぎの森」が閉鎖されました。大磯町および土地開発公社と国際学園が、50年の定期借地権契約を交わした翌4月1日。
待っていたかのように「万台こゆるぎの森」の入口には「学校関係者以外立入禁止」の表示が掲げられ「星槎湘南大磯キャンパス」の看板が立ちました。そして、恐れていた通り、即座の閉鎖がおこなわれました。
公共施設がいままでのサービスを停止する場合、「告知期間」を置いて利用者の理解を得るのが通常のやりかたです。閉鎖の理由は工事のためとされ、その期間は4月1日から5月10日まで。この間、私たちは「万台こゆるぎの森」のなかでなにがおこなわれているか検証できません。
下の写真をご覧ください
これを見た時は涙が出そうになりました。
おそらく、閉鎖後はどんどん自然破壊がエスカレートしていくでしょう。
春本番を迎え、園内の桜の巨木(家畜舎の近くにも素晴らしい山桜があるのです。こちらもすごく心配です)を楽しみにしていた方々も多いと思います。
いくら契約を交わしたとはいえ、休園するのであればせめて告知期間を設定して、桜のシーズンは立ち入れるようにするぐらいの配慮はできるはずです。なにしろ町が「貸主」なのだから。
民意に反して譲歩を重ね、無理やり契約したうえに
即座にロックアウトされてしまうとは、大磯町も舐められたものです。
町民から見て、どんなにおかしくても行政法上の手抜かりはないのでしょう。
でも「これはまずい」と感じている町職員はいるはずです。
「身を捨てて 浮かぶ瀬もあり春の日の 想いも散りぬ 桜花かな」
やっても駄目かもしれない、でも
心ある町職員の方々。大磯町のためにならないと感じたら、
おかしいと思ったら、闘ってください。
Wednesday, April 01, 2009
あなたは本当に大磯町長ですか?
3月31日、大磯町役場の玄関前で町民たちが三好正則大磯町長に「万台こゆるぎの森」の国際学園への貸予を思いとどまるよう直訴しました。
町民:地元には詳しい説明もないまま計画が進められた。
町長:「すでに住民には説明した」
町民:議会で否決されたではないか。
町長:「土地開発公社の土地の買い取りを否決されただけだ」
町民:なぜ保証金が十分の一になったのか。
町長:「議会が否決したからだ」
町民:もっと説明して町民を納得させるべきだ。
町長:「全員を納得させるのは不可能だ」
町民:土地開発公社と国際学園は契約しないと、先日の議会で答弁があったではないか。
町長:「議会が否決したから、契約せざるを得なくなった」
町民:なぜ契約を急ぐのか。
町長:「民活は私の公約だ」
町民:では公約にあった滄浪閣の取得はどうなった?。
町長:「あれは残念だった」
町民:国際学園は悪い噂が多く信用できない。
町長:「立派な学校だ」
町民:50年後は誰も生きていない、そんな長い間の責任はとれるのか。
町長:「責任はとれる」
我ながら不作法極まりない、約15分間のやりとりでしたが
町長は根拠を示さない口先だけの言い逃れに終始していました。
寡聞にしてこの人物は、いままで質問者に対して堂々と持説を展開し
議論を交わしている姿を見たことがありません。
その一方
昨年12月には建設委員会の席上で、国際学園との覚書を事前に公表するとしながらその日の夜に、抜き打ちで覚書を交わし。
今回も議会で否決された重みを無視して、土地開発公社に異例の単独契約までさせて本契約を強行するという寝技に終始しています。
あまりのひどさに今日(4月1日)の神奈川新聞には
「議会承認得ず本契約」と社会面トップで書き捨てられています。
現代史の象徴ともいえる吉田邸を灰にした大磯はいま、
日本中から厳しい目で見られています。
そんななかでのこの暴挙。
無礼を承知で申し上げます。
あなたは本当に、大磯町長なのですか?
Tuesday, March 31, 2009
Monday, March 30, 2009
大磯は「万台こゆるぎの森」と、魂を失う

今日、3月30日。大磯町は明日、国際学園と「万台こゆるぎの森」の定期借地権契約を交わします。
現在、ここの敷地の約三分の二が大磯町土地開発公社の所有で、
三分の一が大磯町の町有地となっています。
定期借地権契約する場合は、これらの土地を一体のものとして契約するのが普通です。
先日の大磯町議会が、土地開発公社所有地の町の取得を否決したのは、
契約を阻止するためでした。
なぜ否決になったかといえば、この「民活」に対して町がまったく説明責任を果たさなかったからです。
それにもかかわらず
こんどは大磯町と土地開発公社が別々に国際学園と契約を交わすという
本来ありえないやりかたで、なにがなんでも契約に持ち込もうとしています。
その姿は見苦しさを越えて醜悪ですらあります。
さらに、年間1000万円の借地料と2億円の保障金とされていましたが
本日示された契約案では保証金がわずか2千万円に減額されていました。その理由は町有地の面積が土地開発公社所有地より小さいからということです。
また、土地開発公社と国際学園との契約内容は示されていません(借地料タダもありえますね)こちらは規約上1年更新ということです。町議会では「土地開発公社が国際学園と契約することはありえない」と総務部長ははっきりと答弁しています。
いったいこれはどういうことか、
つまり今回の混乱に乗じて
国際学園に、より有利な条件にすり替わっているということ。
さらにさらに、契約書に付帯する協定書をみると「町民が自由に利用できる緑地や散策路」とは敷地内散策路と通路建築物周辺となっています。
おわかりですね、町民が自由に利用できるところとは「通路だけ」だということを。これに玄関までの道路を4億円もかけてプレゼントし、保証金も1億8千万円も減額!。
町民の意思でもある議会を無視して町民財産の売り渡しに等しい
「万台こゆるぎの森」整備活用事業とは
ますます町民に利益なく、国際学園のみに有利なものになっています。
誰がみても今回のような場合、一度保留にして町長はきちんと説明をしてから再び議会に提案しても遅くはないはずです。役場の内部でも町民に説明できないこの事業に対して、すさまじいストレスにさらされていると思います。
なぜここまで無理に無理を重ねて急ぐのか。急ぐなら、急がなくてはならぬ理由。
そして民活が町に必要な理由。
はたまた、公にできないうしろめたい理由があるのか。
すべてにおいて納得できません。
最近「万台こゆるぎの森」の改築工事現場では、
賛成派町会議員の姿を見かけます。
町長以下、なりふり構わぬ暴走の裏になにがあるのか。
いまの町政は「欲」のみで、大磯に対する「愛」は感じられません。
吉田邸を灰にした大磯は、
魂までも亡くそうとしています。
Sunday, March 22, 2009
吉田邸が全焼しました
今朝(3月22日)、吉田茂旧宅が全焼しました。
これは午前8時ごろの吉田邸の状況です。
いまのところ、わかったことと言えば無人だった2階から出火していること
そして、出火時間は午前6時前だということです。
生活活動が最も少ない時間帯の出火は、ほぼ不審火といてもいいでしょう。
昨年5月12日に藤沢市で保存活動が進んでいた旧モーガン邸が放火され
この3月になっても15日に藤沢市の旧住友家俣野別邸、
翌16日には杉並区で「トトロの住む家」と人気だった古民家が立て続けに放火で全焼しています。
これはもう『文化財テロ』と言ってもいいでしょう。
ひるがえって、耳目が吉田邸に集まっている隙に
「万台こゆるぎの森」でなにが進行しているか
昨日も着々と工事が進んでいました。
日本に、大磯に、アラート(警報)が鳴り続けています。
Wednesday, March 18, 2009
大磯町議会が否決!
現在「万台こゆるぎの森」の所有者である大磯町土地開発公社から
町の基金を取り崩して2億円でこの土地を町が取得しようとする議案が
土壇場で8対5の、意外とも思える大差で否決されました。
久々に町議会が覚醒して、民主主義が機能したような気がします。
これにより町は国際学園との定期借地権契約が
実質的にできなくなりました。
本契約を結ぶためには、「万台こゆるぎの森」
を大磯町の町有地にしなければならないからです。
写真は、現在どんどん進められている国際学園による改装工事です。
本来ならば、本契約後に始めるべき改装工事を、
12月に交わした覚書だけで進めた結果
このような状況になってしまいました。
その覚書ですら、住民や町議会から隠れるように、
抜き打ち的に交わしたもので
道義的にはきわめて疑わしいものでした。
今回の町議会の否決で、
本契約を前提にした覚書も効力を失なっています。
つまり、このまま工事が進行すると、
なんの根拠もない違法な工事となります。
さる2月にこの写真を撮影した時、工事業者に恫喝されました。
ここ数か月、
万台こゆるぎの森は工事のために相当すさんだ状況にありました。
しかし、4月からも「万台こゆるぎの森」は、
天下御免で私たちのものです。
これからも予断は許されないでしょう。
町当局の動きと、工事の状況は厳しくチェックしましょう。
一昨日の朝日新聞にJリーグの全面広告が掲載されていました。
「Jリーグ100年構想」には
「すべての町に芝のグラウンドを」と書かれています。
緑のグラウンドに「人工芝のサッカー場」を計画するような
無気味な学校に奪われないように監視しなければならないと思います。
そしてもうすぐ「万台こゆるぎの森」にも桜の季節がやってきます。
花見でもヨガでも瞑想でも昼寝でも、どんどん利用して
この森を守ろうではありませんか。
Saturday, February 07, 2009
エコの町の「万台こゆるぎの森」
大磯町のHPより転載します。
====================
新年明けましておめでとうございます。
今年こそ、よりいっそう元気な大磯になってほしいと願っております。
「エコの町大磯」を目指し、町民の皆様と共に、美しい自然や快適な生活環境を作り、育んでまいります。
また、万台こゆるぎの森の民活も、いよいよ始動します。
観光は、大磯の歴史的・文化的な資源や自然を町内外にPRし、知名度を生かした特産品の紹介など、夢のある観光立町を目指します。
教育は、教育優先の町にふさわしい施策を展開していきます。スポーツにおける健康増進や地域交流も、積極的に応援してまいります。
この一年が皆様にとりまして、明るい希望に満ちた年になりますよう、お祈りいたします。
大磯町長 三好正則
====================
本来ならば、大磯の花鳥風月を愛でるために開設した写真ブログですが
今回は無粋な書類を掲載します。

これは「万台こゆるぎの森」の基本計画書です。
2003年に野村総研から「町民の活用のために」と破格値の2億円で譲ってもらった研修所跡の貴重な森を、これからどのように活用していくべきかを決めたものです。この計画書の作成には、多くの町民たちが参加しました。いわば、町民と行政が共同で作成した計画書です。
その考えは、森を生かした自然公園を皆で作って行こう、というものでした。

基本計画書のなかに記載されている基本計画図です。
極力、現状の森を保全しようとするものです。
長い間放置されていたこの森と施設は、相当に荒れたものでした。
しかし、その時間でしか作り出せない欝蒼とした森は、息を飲むほど見事なものでした。
住民たちの有志はボランディアで草を刈り、竹藪を切りはらい、滑りやすくなった道路のコケを素手ではぎとって、少しづつ公園の形にして行きました。
また、太平洋を見下ろすグラウンドは、少年野球チームの父兄たちが汗を流して見事な野球場に整備しました。
決して、豪華ではないけど、心のこもった豊かな森林公園が徐々に出来上がってきて、ささやかな音楽会や、工作教室、自然観察会なども開催されていました。
ところが、それを待っていたかのように現町長による「民間活用」方針が打ち出され、「万台こゆるぎの森」はあっという間に「国際学園」という見知らぬ学校に50年間も貸し出されることに決まってしまったのです。

これは、国際学園が民間活用の事業者募集のときに、町に提出した計画書です。
「万台こゆるぎの森」のなかに“町民が今までどおりに公園として利用できる”ような学校を作ると称して、そのなかの計画図も比較的に控えめなものでした(グラウンドは人工芝のサッカー場にするとしていますが)
この事業者選定の過程も秘密裏に進められ、町民や町議会にもほとんど説明もなく進んだ民間活用計画でした。そしてその計画は1月30日の「都市計画原案」でとんでもない形で姿を現わしました。ちなみにこれは市街化調整区域で開発が規制されている場所を規制解除して開発を可能にするための「地区計画」の手続きです。
さきほどの2枚の図と比べてください。中央右手の緑地部分がばっさり切られて「寄宿舎」が予定され、核心部の森がずたずたにされようとしています。さらに「都市計画原案」の「建築物の建ぺい率の最高限度」を見て仰天しました。
(画像をクリックすると拡大します)
「10分の4」えっ?、40%も建てちゃっていいの?。ちなみに現状の「万台こゆるぎの森」の建ぺい率は2.3%です。この件に関して1月25日の大磯町保健センターでの説明会では「この種の地区計画では普通は50%、そこを抑えて40%にした」と大磯町都市整備部まちづくり課の役人は言い放ちました。参考までに都市公園法の公園施設の建ぺい率は2%です。本来は森林公園であるこの森を保全しようというのではなく、住宅街のような基準を持ち出して、貸主の大磯町が「どんどん建てなさい」としているも同じです。つまり、国際学園に便宜を図ろうとするだけの地区計画になっていました。
この地にカトリックのマリア修道会がやってきたのが昭和34年(1959)のこと、その時植えたヒマラヤ杉がまさに50年かかって神が宿るような森になりました。国際学園の図面ではここを伐採して寄宿舎にするとしています。
50年後にこの土地が返却され、ふたたびこの森が姿を現すには100年もかかる計算です。
公園にと寄贈された土地をカネに替え、さらに森を伐採する。
後世の人たちは、この行為を「犯罪」と呼ぶでしょう。
野球少年たちは追い出され、広大なグラウンドは不可解な「人工芝サッカー場」で蓋をされてしまいます。
1月25日の役場での説明会では「少年野球は運動公園の野球場があるから、ここはサッカー場でいいと思う」と役人は言いました。
彼は少年野球(リトル・リーグ)は硬式野球であることも知りませんでした。運動公園の野球場は軟式専用なのです(もっといえば、運動公園の野球場はバックスクリーンがないので審判の判定ができず、しかも南西向きなので午後は西日に向かって打席に立つという欠陥球場なのです)。
さらに、人工芝のサッカー場なんて!。
以前、私は「週刊サッカー・ダイジェスト」の記者をしていました。
そのとき取材したJリーグが開設したJヴィレッジ(福島県)では「全国の学校のグラウンドを天然芝にする」(Jリーグ100年構想)という目的で多数の造園技師たちが一生懸命芝の研究をしていました。
それなのに足がむき出しのサッカー選手にとってスライディングするだけで火傷のおそれがある人工芝とは・・。
サッカー少年&少女をもつ親御さんに強く警告します、人工芝は危険です。
百歩譲って、ここに学校ができるとしても行政は貸主として人工芝は認めてはいけません。
ただ管理コストが安いだけの、サッカーに対する愛のない代物です。
ちなみに世界のサッカー場で人工芝は、北朝鮮の金日成競技場だけです。
当事者たちが、誰も真面目にスポーツに向き合っていない状況が浮き上がってきます。
もうひとつ
現在この「万台こゆるぎの森」には公共下水道が来ていません。
国際学園の言うような数百人もの人たちの学校ができると、その糞尿は浄化槽排水として万台の丘に自然浸透され、周辺にある湧水となって田畑に注ぐでしょう。
学校だ、工事だ、道路だ、
これが大磯町長の言う「スポーツにおける健康増進」の「エコの町 大磯」の姿です。
====================
新年明けましておめでとうございます。
今年こそ、よりいっそう元気な大磯になってほしいと願っております。
「エコの町大磯」を目指し、町民の皆様と共に、美しい自然や快適な生活環境を作り、育んでまいります。
また、万台こゆるぎの森の民活も、いよいよ始動します。
観光は、大磯の歴史的・文化的な資源や自然を町内外にPRし、知名度を生かした特産品の紹介など、夢のある観光立町を目指します。
教育は、教育優先の町にふさわしい施策を展開していきます。スポーツにおける健康増進や地域交流も、積極的に応援してまいります。
この一年が皆様にとりまして、明るい希望に満ちた年になりますよう、お祈りいたします。
大磯町長 三好正則
====================
本来ならば、大磯の花鳥風月を愛でるために開設した写真ブログですが
今回は無粋な書類を掲載します。
これは「万台こゆるぎの森」の基本計画書です。
2003年に野村総研から「町民の活用のために」と破格値の2億円で譲ってもらった研修所跡の貴重な森を、これからどのように活用していくべきかを決めたものです。この計画書の作成には、多くの町民たちが参加しました。いわば、町民と行政が共同で作成した計画書です。
その考えは、森を生かした自然公園を皆で作って行こう、というものでした。
基本計画書のなかに記載されている基本計画図です。
極力、現状の森を保全しようとするものです。
長い間放置されていたこの森と施設は、相当に荒れたものでした。
しかし、その時間でしか作り出せない欝蒼とした森は、息を飲むほど見事なものでした。
住民たちの有志はボランディアで草を刈り、竹藪を切りはらい、滑りやすくなった道路のコケを素手ではぎとって、少しづつ公園の形にして行きました。
また、太平洋を見下ろすグラウンドは、少年野球チームの父兄たちが汗を流して見事な野球場に整備しました。
決して、豪華ではないけど、心のこもった豊かな森林公園が徐々に出来上がってきて、ささやかな音楽会や、工作教室、自然観察会なども開催されていました。
ところが、それを待っていたかのように現町長による「民間活用」方針が打ち出され、「万台こゆるぎの森」はあっという間に「国際学園」という見知らぬ学校に50年間も貸し出されることに決まってしまったのです。
これは、国際学園が民間活用の事業者募集のときに、町に提出した計画書です。
「万台こゆるぎの森」のなかに“町民が今までどおりに公園として利用できる”ような学校を作ると称して、そのなかの計画図も比較的に控えめなものでした(グラウンドは人工芝のサッカー場にするとしていますが)
この事業者選定の過程も秘密裏に進められ、町民や町議会にもほとんど説明もなく進んだ民間活用計画でした。そしてその計画は1月30日の「都市計画原案」でとんでもない形で姿を現わしました。ちなみにこれは市街化調整区域で開発が規制されている場所を規制解除して開発を可能にするための「地区計画」の手続きです。
(画像をクリックすると拡大します)
50年後にこの土地が返却され、ふたたびこの森が姿を現すには100年もかかる計算です。
公園にと寄贈された土地をカネに替え、さらに森を伐採する。
後世の人たちは、この行為を「犯罪」と呼ぶでしょう。
1月25日の役場での説明会では「少年野球は運動公園の野球場があるから、ここはサッカー場でいいと思う」と役人は言いました。
彼は少年野球(リトル・リーグ)は硬式野球であることも知りませんでした。運動公園の野球場は軟式専用なのです(もっといえば、運動公園の野球場はバックスクリーンがないので審判の判定ができず、しかも南西向きなので午後は西日に向かって打席に立つという欠陥球場なのです)。
さらに、人工芝のサッカー場なんて!。
以前、私は「週刊サッカー・ダイジェスト」の記者をしていました。
そのとき取材したJリーグが開設したJヴィレッジ(福島県)では「全国の学校のグラウンドを天然芝にする」(Jリーグ100年構想)という目的で多数の造園技師たちが一生懸命芝の研究をしていました。
それなのに足がむき出しのサッカー選手にとってスライディングするだけで火傷のおそれがある人工芝とは・・。
サッカー少年&少女をもつ親御さんに強く警告します、人工芝は危険です。
百歩譲って、ここに学校ができるとしても行政は貸主として人工芝は認めてはいけません。
ただ管理コストが安いだけの、サッカーに対する愛のない代物です。
ちなみに世界のサッカー場で人工芝は、北朝鮮の金日成競技場だけです。
当事者たちが、誰も真面目にスポーツに向き合っていない状況が浮き上がってきます。
もうひとつ
現在この「万台こゆるぎの森」には公共下水道が来ていません。
国際学園の言うような数百人もの人たちの学校ができると、その糞尿は浄化槽排水として万台の丘に自然浸透され、周辺にある湧水となって田畑に注ぐでしょう。
学校だ、工事だ、道路だ、
これが大磯町長の言う「スポーツにおける健康増進」の「エコの町 大磯」の姿です。
Friday, December 05, 2008
Friday, October 31, 2008
大磯駅の空気
大磯駅のホーム(特に下り列車の後ろ側)に降り立ったとき、この森にほっとした気分にさせられます。
特に、一日働いて帰ってきたときの大磯駅の森の気配にどれほど癒されたことか。
私は、大磯駅の真の価値はこの、『海辺にあって山の駅』の空気にあると思います。
昨日配布された大磯町の広報誌『広報おおいそ』に、この森と石垣を除去して、結果的に森をなくしてしまう道路整備計画が発表されています。
今年の初め、ちょっと不思議な署名運動がありました。署名簿は町内会の回覧板で回され「安全・安心のためのまちづくりのため大磯駅周辺の道路・歩道整備を求める要望書」という名で駅周辺の各戸に配布されたのです。この町内会を使った、いわば“官製署名運動”により約6000名の署名が集められました。結果的にこの「安全・安心~」が石垣をなくそうとする決定の根拠になりました。
さて、問題の石垣の裏手にはマンション計画があることは周知の事実でした。
このマンションの玄関が、地形上石垣のある坂道に面するしかないことから
町有地にある石垣の一帯が障害になるのは明白でした。
もうひとつ、不思議なことがありました。
町は、この石垣よう壁の状態を確認するための調査を実施して
現状での安全性が確認されていました。ところが報告書の総合評価の末尾に 『将来的に恒久対策を施しておく必要がある』
と追加されていました。
並べてみると
①マンション開発の障害になる町有地内の石垣の存在
②安全と報告しながら撤去を求める石垣の調査
③これに合わせるように立ちあがった「安全・安心~」の署名運動
という流れになっています。
これが実現すると
駅前に高級マンションがたちならび、クルマがすいすい走れる広い道路と、危険な石垣のないゆったりとした歩道。マンション一階のショッピング・モールでは名産の「かまぼこ」とかが売られるんでしょうね。 イメージは東の芦屋かな?、なんて素敵な大磯なんでしょう。
そうなった時、
ホームで感じる森の空気は、『恒久的に』戻ってこないと思います。
Tuesday, October 14, 2008
Monday, August 18, 2008
Thursday, July 31, 2008
「万台こゆるぎの森」の民活は「得」か?
すでに報じられているように大磯丘陵に広がる「万台こゆるぎの森」が50年の定期借地権つきで星槎大学という学校に貸し出されようとしています。
ここは「マリア修道会」として昭和34年に開発された山頂部一帯のエリアで、その後、野村證券の研修所として使われていました。この合計8万8211平方メートルの土地が平成9年ごろから使用されなくなり、平成15年に野村證券から大磯町に寄贈され、周囲の斜面を2億円で町が取得したものです。
この通称「野村跡地」が平成17年から森林公園「万台こゆるぎの森」として公開され、現在に至っています。
この土地の取得に際して「不必要な土地を買った」「町の無駄遣い」との声もありましたが、グラウンドがリトルリーグ(硬式)の野球場として有志の手によって整備され、また深い森の散策路もそれまでの公園にない雰囲気のある歩道として町民に支持されてきました。
平成18年度の年間利用は約1万人と決して多くはありませんが、人々を癒す山上の森が町民に無形の豊かさを与えてきました。
ところで、町財政の健全化と民活の導入を公約として当選した現町長は規定の路線として「万台こゆるぎの森」の売却を図りましたが、寄贈された公有地という制限があるために果たせず、「定期借地権」という新手の手段を講じて“民活”に至ったという経緯があります。
今でも、驚くほど多くの町民が「万台こゆるぎの森」は不必要で無駄な土地という認識があります。その無関心に後押しされて公有地の切り売りに等しい今回の計画が進んでいるわけですが、本当にこの“民活”が町民に寄与するかどうか検証してみたいと思います。
民活は本当に『得』か?
善悪で論じるのではなく、ここで『誰が得をして、誰が損をするか』で考えみましょう。
まず、現時点からみて。
「万台こゆるぎの森」の年間維持費は約900万円と発表されています。仮にこのまま50年間経過すると4億5千万円の出費となります。
そして定期借地権の賃料ですが、年間1000万円(新聞発表)で計算すると、50年の収入総額が5億円です。
この支出と収入を合計すると50年間で9億5千万円。これが町の『得』と考えられます。
さて、『万台こゆるぎの森』の年間利用者数は1万人とされています。これが50年間で50万人です。この人数が「万台こゆるぎの森」と同等の自然公園に大磯から向かうと仮定しましょう。大磯周辺の自然公園で似たところを探しますと秦野の戸川公園、小田原のこどもの国、また大雄山付近があります。いずれも片道10km以上ありますから車を使った場合、往復20kmと仮定しましょう。
1台に2名乗ったとして25万台が20kmは走ったとして15リットルのガソリンを消費します。このガソリン代と有料道路代で2500円と仮定すると単純計算で6億2千500万円かかります。つまり、これが町民の損となります。
さて、町と町民の利害が一緒だと仮定して、町の『得』9億5千万円から町民の『損』6億2千500万円を差し引くと、「万台こゆるぎの森」を50年間貸し出したトータルの『得』は3億2千500万円に縮小します。
道路計画で『大損』に
さて、『誰が得するか』ですが、さらに別の当事者が浮かんできます。それは現在市街化調整区域として開発が規制されている「万台こゆるぎの森」周辺の地権者たちです。
山の上に大学が誕生するとなると、現状の道路では確かに狭すぎます。この通称「マリア道」を幅9メートルの道路として整備するための測量が昨年度の予算で完了しています。
つまり、まだ星槎が大学を設置するという計画がないころから、いつのまにか大学用の道路が計画されているのです。この道路で『得』をするのは大学と周辺の地権者(行政の幹部の方もおられますね)、そして建設業者です。『損』をするのは4億円とされている工事予算を負担する『町』です。
先ほどの定期借地権での賃貸料などで50年間で3億2千500万円の『得』だった町ですが、道路負担の4億円を差し引くと大変、ついに7千500万円の『損』になってしまいます。
星槎学園のわかりにくさ
もうひとつの当事者が借り受ける星槎大学です。この学校は本部が横浜にある通信制を基本にした学校法人です。おもに不登校の学生を対象にしたスクーリングや通信教育で高校卒業の資格を取らせています。また、このなかの「大学」と呼ばれているものは北海道芦別市の廃校跡に置かれています。
つまり現在は、通常の通学制4年制大学の実体はありません。
けっして星槎学園を非難するものではありませんが、星槎大学の計画書には疑問が多いものでした。そのひとつに、現在少年野球場になっているグラウンドを人口芝化してサッカー場にすると書かれていました。
サッカーをしたことがある人間なら「人口芝のサッカー場」など考えられないものです。Jリーグの基本理念のひとつに『芝のピッチの普及』が掲げられているほどです。(芝の生育が難しい寒冷地などでは実験的に敷設されていますが)。さらにサッカーの顧問として奥寺康彦氏を招聘するとされています。しかし横浜FCのゼネラルマネージャーである奥寺氏が、湘南ベルマーレのホームタウン地域で活動することは、Jリーグ規約で制限されていることです。7月23日に町役場で開かれた星槎学園の説明会でも、この人工芝サッカー場計画は少年野球関係者などから強い反発が出ていました。
つまり、のこのようなことを企画書に盛り込む星槎という学校法人が、町民にとってはよくわからない存在なのです。
学校側は約14~15億円をかけて事業を行うと発表しています。逆に50年間の限定でこのような投資が見合うものなのでしょうか。
外から見て、星槎学園の『得』が見えてこないことにも不安を覚えます。
「いままでどおり」はとても無理
もちろん、星槎大学や町当局は「今までどおり公園として利用できます」とアナウンスするでしょう。しかし、年間1000万円とはいえ賃貸料が発生すれば第一義に使用権があるのは貸借側となります。さらにエリア内の事故や事件に対する管理責任も発生します。
つまり町民は「お願いし」して「許可」されたときのみ利用できると考えるのが普通です。大学の計画では幼稚園も含めて多数の学生や職員数の大学ができると発表しています。約9万平方メートルあるとはいえ、「今までどおり利用」というのはとても考えられません。現実に少年野球チームは自ら整備したホームグラウンドを失うのです。
この“民活”は矛盾だらけ
かなり乱暴な計算ではありますが、現に公園として供用されている土地を定期借地権付きで貸し出すとしても、町長のいう町財政の健全化とはかけ離れた結果になってしまいます。
50年の管理支出4億5千万円+賃貸料5億円=9億5千万円-町民交通費支出6億2千500万円-道路建設費4億円=△7千500万円
さて、大磯町が本当に町長がいうところの財政を健全化しなくてはならないほど困難な状況なのでしょうか?。
2008年7月22日の神奈川新聞に「県内自治体の財政状況を示す指標」という記事がありました。これによると財政力指数(財政支出と自前収入の指数=1.00以上で健全)は大礒町で1.01とあります。ちなみにお隣の二宮町は0.85、平塚市は1.12。財政破たんした夕張市は0.23です。
これをみても大磯町は、『住民サービスを低下させてまで、公有地を貸し出さなくてはならない』ほど困ってはいないと言えるでしょう。
つまり「万台こゆるぎの森」の民活の前提となる数字は、示されていないのです。
皆さんはこれらのことを、どうお考えでしょうか?。
最後に、『万台こゆるぎの森基本計画』によって整備したとすると、段階的の約5億2千万円の費用がかかるとされています。しかし整備によって町民の利便性が増すという『得』も考慮に入れて、整備費用をトータルの計算に含めないこととしました。
また真に“民活”というならば「万台こゆるぎの森」のイメージに沿ったレストランや商業施設、ミュージアムなどを誘致して経費を節約するなどの方法が考えられます。
今回の民活のように隠密裏に運ぶのではなく、プランニングの公開コンペなどでこの森をPRすることもできるはずです。
せっかく授かった「万台こゆるぎの森」に、町民が夢を描けるようなやり方はまだたくさんあると思います。
7月23日の町の説明では、「星槎学園に決めたが、まだ契約はしていない」とのことでした。
『万台こゆるぎの森』は、まだ私たちの手元にあるのです。
Wednesday, July 30, 2008
「万台こゆるぎの森」のご案内
このブログによく登場する「万台こゆるぎの森」について、ご案内します。
大磯町にある湘南屈指の穴場をご紹介しましょう。
ワンマン宰相で知られた吉田茂の別邸は海に面した景勝地に建てられています。その吉田邸からゆるやかな谷を北にさかのぼると、標高100mほどの大磯丘陵になっていきます。
『万台こゆるぎの森』は、その里山の上に広がる8万8千平方メートルの自然公園です。
ここはちょっと不思議なところです。
今から50年ほど昔、薪炭をとる山だったこの地にキリスト教の修道院ができました。山の上にノアの箱舟をかたどった2棟の建物を建設し、森の中に寄宿舎や家畜舎を設けて、祈りの場所となったのです。それから15年ほどして修道院は山を去ります。
ワンマン宰相で知られた吉田茂の別邸は海に面した景勝地に建てられています。その吉田邸からゆるやかな谷を北にさかのぼると、標高100mほどの大磯丘陵になっていきます。
『万台こゆるぎの森』は、その里山の上に広がる8万8千平方メートルの自然公園です。
ここはちょっと不思議なところです。
今から50年ほど昔、薪炭をとる山だったこの地にキリスト教の修道院ができました。山の上にノアの箱舟をかたどった2棟の建物を建設し、森の中に寄宿舎や家畜舎を設けて、祈りの場所となったのです。それから15年ほどして修道院は山を去ります。
引き継いだ証券会社は研修施設として使っていましたが、それも使われなくなって、ここ10年ほどはまったく無人になっていました。やがて修道院時代に植えられたヒマラヤ杉は大木に成長し、広い敷地にあった散策路は昼なお暗い森に変わっていきました。
大磯町民が「マリア山」とか「野村研修所跡地」と呼んでいたこの施設が大磯町に寄付されたのが平成15年のこと(一部は購入)。
町は修道院の雰囲気を残す森を整備し、研修所時代に設けられたグラウンドを公園として開放しました。これが「万台こゆるぎの森」です。
現在、ノアの箱舟形の建物は閉鎖されていますが、散策路は歩きやすく整備され、いかにも祈りの場だった場所らしい、おごそかな雰囲気につつまれています。
グラウンドには一面にクローバーが茂り、斜面の竹林を分け入ると、かつて『ルルド』と呼ばれた泉の洞窟もあります。
残念ながら大磯町はこの公園をあまりPRしていません。おかげで訪れる人も少なく、わずかに休日、グラウンドでボールを追う少年野球の子供たちや、木陰で楽器の練習をしたり、写生をしている姿を見かけるぐらいです。
町は修道院の雰囲気を残す森を整備し、研修所時代に設けられたグラウンドを公園として開放しました。これが「万台こゆるぎの森」です。
現在、ノアの箱舟形の建物は閉鎖されていますが、散策路は歩きやすく整備され、いかにも祈りの場だった場所らしい、おごそかな雰囲気につつまれています。
グラウンドには一面にクローバーが茂り、斜面の竹林を分け入ると、かつて『ルルド』と呼ばれた泉の洞窟もあります。
残念ながら大磯町はこの公園をあまりPRしていません。おかげで訪れる人も少なく、わずかに休日、グラウンドでボールを追う少年野球の子供たちや、木陰で楽器の練習をしたり、写生をしている姿を見かけるぐらいです。
公園内には遊具や、自販機などはひとつもありません。あるのは、見事な巨木と陰影深い森。そして、時だけが作り出せる凛とした空気だけです。
案内標識もなく、谷戸に伸びる農道のような道を歩き、さらに苔むした坂道を登ったところにある不便で不親切な「万台こゆるぎの森」。
でも夏になると、大賑わいになる大磯ロングビーチのわずか数キロのところに、こんな深い森があるとは驚きです。
夏の蝉時雨、秋の虫の合唱。
案内標識もなく、谷戸に伸びる農道のような道を歩き、さらに苔むした坂道を登ったところにある不便で不親切な「万台こゆるぎの森」。
でも夏になると、大賑わいになる大磯ロングビーチのわずか数キロのところに、こんな深い森があるとは驚きです。
夏の蝉時雨、秋の虫の合唱。
四季折々の姿を見せてくれる「万台こゆるぎの森」。
そして、ここからみる富士山は大磯随一という声もあります。
そして、ここからみる富士山は大磯随一という声もあります。
そんな、なにもないことが、とても豊かに感じられる「万台こゆるぎの森」を、いちど歩いてみませんか。
●「万台こゆるぎの森」には、JR大磯駅から神奈川中央交通バス「磯1・磯14系統」番場経由二宮駅北口行「城の下」バス停下車、徒歩10分です。
また「磯13系統」湘南大磯住宅行・国府津行・大磯プリンスホテル行で「城山公園前(じょうやまこうえんまえ)」バス停下車徒歩15分です。大磯駅から歩くと30分~40分ほどかかります。
●開園日時 1月5日~12月27日 ・ 開園時間 9時~16時 ・ 休園月曜日(祝日の場合は翌日)
●園内にトイレと休憩所はありますが、ゴミ箱や飲料水はありません。火気の使用もできません。(飲料水の自販機は徒歩10分ほどの大磯運動公園内にあります)。
また一部に立ち入り制限区域があります。自然公園なので時期によっては蜂や蛇なども現れます、草むらには充分注意しましょう。
●駐車場は園内と大磯運動公園にあります。
●大磯町の問合せ先 都市整備課 公園みどり班(運動公園管理棟内)
☎ 0463-61-8822
●大磯町の問合せ先 都市整備課 公園みどり班(運動公園管理棟内)
☎ 0463-61-8822
Wednesday, July 23, 2008
Sunday, June 29, 2008
万台の小道1
この谷戸を下ったところに万台こゆるぎの森があります。
先日、町役場で万台こゆるぎの森の民間活用に関する建設委員会がありました。その席上、定期借地権つきで星槎大学に万台こゆるぎの森を貸すにあたって、そこまでの町道(マリア道)を幅9mの道路として整備する計画があると聞きました。さらに「この際、数十年も棚上げになっている藤沢大磯線の実現に向けて町も検討していただきたい」という意見が出され、町の回答も肯定的なものでした。
現在、この写真の一帯は市街化調整区域として開発が制限されていますが、いまや万台こゆるぎの森の民間活用を起爆剤にして、一気に都市計画決定(開発制限解除)から道路建設にむけて動き出そうとしています。ちなみにマリア道の整備には4億円が見込まれています。財政健全化を理由に万台こゆるぎの森を50年間の長期にわたって貸予し、さらに税金を投入して道路をつけようとする矛盾。そして、写真の里山をぶちぬく藤沢大磯線の計画。この連鎖になにかを感じざるを得ません。
ここにひとつのデータがあります。
1平方kmあたりの道路密度はノルウエー0.28km、イギリス1.6km、アメリカ0.7km、 そして日本は3.12km(2004年)
日本はすさまじい道路過密国家であることがわかります。
5月~7月の三か月でガソリン価格はリッターあたり30円も暴騰しました。原油価格は6月現在130ドル前後ですがこの夏以降、数年間は1バレル150ドル前後で推移するだろうと言われています(週刊ダイヤモンド7月5日号)。クルマ社会、道路社会を徹底して問い直さなくてはならない時期に来ていると感じます。 そんなときに、化石のような議論がなされているのが大磯町の現状です。
何世紀にもわたってできあがった里山の風景と環境は、後世の人たちに手渡さなければならない貴重な財産です。今の人間たちの欲望だけで破壊したら、私たちは歴史に残る愚かな世代になってしまうでしょう。
Monday, June 02, 2008
Sunday, May 11, 2008
駅前の坂みち
いま、この旧島津邸跡地のマンション開発にあたって、周辺の車道拡幅と歩道整備を求める要望書が出され、署名運動がおこなわれています。
そのスローガンは「安全安心のまちづくり」
ぼくはこの砂糖菓子のような言葉が大嫌いです。
自分もハンドルを握る者として、大磯駅周辺の道路は狭く、たしかに運転しやすいものではありません。それゆえに、歩行者とクルマが互いに注意を払うことで、駅周辺の路上は案外いい状況にあると思います。先日訪れたオスロ(ノルウエー)でも、旧市街は徹底して景観を守り、クルマは町中を遠慮して走っていました。あの葉山の海岸通りも「狭い道が葉山の景色」と、休日の渋滞も気にさえしていません。
つまり車道拡幅と歩道整備は、「クルマ優先のまちづくり」にほかなりません。現に車道も歩道も整備された城山トンネル付近で即死事故が起きています。
たぶん、数年以内にガソリンは1リッター200円になるでしょう。そんな時代に町を壊してクルマ向きに作り直すのではなく、いまある風景を守りながらグレードアップすることが大磯には似合うと思います。
Friday, April 04, 2008
Saturday, January 05, 2008
Sunday, October 07, 2007
Saturday, October 06, 2007
Tuesday, May 22, 2007
Sunday, April 15, 2007
Thursday, April 05, 2007
Sunday, March 25, 2007
Tuesday, January 30, 2007
Thursday, January 11, 2007
Wednesday, January 10, 2007
Tuesday, January 09, 2007
静謐の森

大磯町の西、国府本郷の山手に昭和30年代にあるキリスト教の修道院がありました。やがてこの施設は野村証券の研修所となり、現在は大磯町『万台こゆるぎの森』として公開されています。施設はほぼ保たれ、一部は休憩所として利用されていますが、かつての祈りの場の雰囲気は静かに残されています。この広大な森を町が取得するにあたってさまざまな議論がありましたが、歩いてみるととそのピュアな空気には得難いものを感じます。ところが'06年末に町長が替わってこの森の売却の可能性も出てきました。そこで、少しでもこの素晴らしい森を知っていただこうと、一群の写真を掲示します。『万台こゆるぎの森』は月曜日を除いて解放されています。ぜひこの静謐の森を訪ねてみてください。





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